ブルーライト

 

ブルーライト(第3の紫外線)
ブルーライトブルーライト予防のメガネが一般化し今や常識となりつつあります。
この「ブルーライト」を含む光線は、第 3 の紫外線「HEV(ブルーライト)」high Energy Visible Light(高エネルギー可視光線)の略語であり、紫外線に近い波長領域の可視光線(青や紫)を指しています。 眼科領域においては、長時間浴びることで白目がタンパク変性を起こし加齢黄斑変性の原因のひとつになっています。 ブルーライトはスマホやパソコンモニター、LED からも発せられ防ぐことは難しいと言われてきました。

ブルーライトによる老化

目の疲れは目に対する異変だけでなく、肌のつやにも影響しています。
目を酷使していると脳がストレスに感じ、副腎皮質刺激ホルモンを生成、これが肌のくすみの原因と考えられているのです。
また肌のエイジング現象の大きな原因として活性酸素が挙げられます。
肌において、ブルーライトが原因で『一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)』を生産することが知られています。

【一重項酸素】とは
活性酸素の中でも特に反応性が高く、細胞膜を破壊しシワや老化促進の原因を作り、細胞内ではメラニンの異常増殖の原因となります。
生体内の活性酸素除去酵素(SOD)や抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEでは撃退できない厄介な活性酸素です。
この活性酸素の生成原因の 50%がブルーライトを含む HEV と紫外線です。
これらの光線が肌のダメージにとても大きな影響を与えている可能性は高いと言わざるをえません。

ブルーライトの対策について

ストレスフルな現代社会において、エイジングケアではもはや無視できない「ブルーライト」、
しかしブルーライトを浴びずに生活していくのは不可能に近いでしょう。
然しながら肌や手や顔、満遍なく振り注ぐブルーライトを紫外線と同じように防ぐことはとても重要です。
AQUACERIAは紫外線からブルーライト迄の長いバンドを遮蔽するバンドギャップを有するという特徴があります。
UVB,UVA,そしてブルーライト全体をガードすることが本当の意味での肌対策と言えるのではないでしょうか。
また近年の研究ではブルーライトが皮膚に及ぼす影響として 肌タイプによっては UVB よりより消えにくい色素沈着を起こすという研究結果も発表されています。
UV はそのエネルギーの高さから細胞に対する影響が早くから懸念されて来ましたが、この 10 年程でようやく一般の消費者にも認知されるようになりました。
一方、ブルーライトの肌への影響は近年分かってきたことが多く、今後さらに多くの研究により情報が蓄積され広く認知されていくと考えられます。

ブルーライトは、413~435nm の波長域で活性酸素の発生が最大となり、その透過性の強さから皮膚の中まで侵入し細胞や組織がダメージを受けるとされています。1)
また酸化タンパク質の一種であるカルボニルタンパク(CP)が可視光(ブルーライト)に対する光増感剤として機能し活性酸素を生成することも示唆されています。
更に皮膚保湿機能に及ぼす作用を調べる中で、活性酸素の発生は角層水分量を減少させることが分かっています。
これにより角層への太陽光、ブルーライト暴露によって活性酸素が生成され角層内のタンパク質の酸化反応の進行に加え、それによる水分の減少で乾燥皮膚が促進するというのループの存在が考えられます。2)

参考文献 1)
Lethal effects of shortwavelength visible light on insects 2) Blue-Light Irradiation Regulates Proliferation andDifferentiation in Human Skin Cells
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